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2025年8月8日
【保存版】外国人材を受け入れる方法とは?制度の種類と比較ポイント

外国人材の受け入れが広がる背景
少子高齢化による深刻な労働力不足により、近年は外国人材の受け入れが急速に広がっています。2023年時点で日本に在留する外国人は約400万人。そのうちの約200万人が働いており、製造業・建設業・介護・飲食など幅広い業種で活躍しています。
一方で、「どの制度を使って外国人を雇えばいいのか分からない」という企業の声も多く、制度ごとの違いや注意点を理解することが受け入れ成功のカギになります。
外国人材を雇用できる主な制度
日本で外国人を雇用するには、在留資格(ビザ)の条件に合致している必要があります。以下に、主な在留資格と雇用制度を紹介します。
① 技能実習制度
概要: 技術移転を目的とした制度。最長5年間の就労が可能。
対象職種: 製造業、農業、建設、介護など
特徴: 技能試験の受験や監理団体の関与が必要
② 特定技能制度(特定技能1号・2号)
概要: 即戦力となる外国人材の受け入れ制度。
対象職種: 介護、外食、ビルクリーニング、宿泊、漁業など12分野
特徴: 日本語能力や技能試験の合格が条件。1号は最長5年、2号は在留期間の更新が可能。
③ 技術・人文知識・国際業務(いわゆる「技人国」)
概要: 大卒などの専門人材向け。ホワイトカラー系の職種に対応。
対象職種: ITエンジニア、通訳、経理、営業など
特徴: 経験や学歴が求められ、アルバイトや単純作業は不可。
④ 留学生・家族滞在者のアルバイト
概要: 学業や扶養の合間に週28時間以内で働くことができる。
対象職種: 飲食、清掃、軽作業など比較的軽微な業務
特徴: 学業や家族生活が主であり、雇用の安定性には限界がある。
制度ごとの比較ポイント
| 制度 | 在留期間 | 対象職種 | メリット | デメリット | 
| 技能実習 | 最長5年 | 限定職種(建設等) | 比較的安価、導入実績が豊富 | 技能移転が主目的、更新不可 | 
| 特定技能 | 1号:最長5年 2号:更新可 | 12分野 | 即戦力、長期雇用も可能 | 試験や支援体制の準備が必要 | 
| 技術・人文知識など | 更新可(数年単位) | ホワイトカラー職種 | 高度人材の確保が可能 | 学歴・業務内容に制限がある | 
| 留学生・家族滞在 | 在学・扶養期間中 | 軽作業など | 柔軟な雇用が可能、即戦力 | 勤務時間に制限、安定性に欠ける | 
よくある失敗と成功のポイント
❌ 失敗例
- 職種が制度に合っていないまま雇用 
- 日本語力に関する期待値のずれ 
- 文化的な配慮不足による離職 
✅ 成功のコツ
- 制度と職種のマッチングを徹底 
- 採用前の面談で日本語力と人柄を確認 
- 生活支援など就労外のフォローも重視 
まとめ:制度理解が成功の第一歩
外国人材の受け入れは、制度ごとの条件や特性を理解した上で適切なプランを立てることが不可欠です。
スクーデリア株式会社では、留学生・家族滞在者・特定技能・技人国など、多様な在留資格に対応した人材提案が可能です。採用支援から定着フォローまで一貫してお任せいただけますので、外国人雇用を検討している企業様はぜひご相談ください。

